りきゅう的推奨用語

戦国言葉をこよなく愛する私りきゅうが個人的に推奨している用語を紹介します。


単語意味
書状しょじょう 書簡だとどうも戦国ぽくないような気がしますので、個人的には書状と呼びたい。
臣従しんじゅう 仕官のこと。
これも臣従と呼ぶ方がなんとなく戦国風な気がする。
総大将そうだいしょう 陣営の代表者。盟主のこと。
基本単語帖でも書いているけど、個人的にもっともしっくりこない言葉のひとつです。
他に、お屋形様おやかたさま、主君しゅくん、お頭おかしら、上様、殿のようなものもある。
旗頭はたがしら 盟主にもっとも意味が近い戦国言葉。
近隣の諸勢力の代表という意味合いで使われた言葉だし、総大将よりこちらの方が使いやすいかもしれません。
旗頭から総大将、お屋形様へと出世するという感じの使い方が良いかも。
陣触れじんぶれ 書簡のタイトル。
合戦を行う事を陣営内の各武将に伝えるための書状に使う。
感状かんじょう 書簡のタイトル。
合戦で手柄を立てた武将への総大将からの感謝状。
特に、軍議に出ないが遊軍として活躍した武将へ送る書状にぴったり。
内書ないしょ 書簡のタイトル。
味方への指示書のタイトルに良いと思う。
内緒にも通じるが、一応御内書という言葉から御を取ってへりくだった表現。
起請文きしょうもん 書簡のタイトル。誓紙。
約束事をするときに相手に出す書状で使う。
物見ものみ 軍事歴史書を見張る監視役のこと。
物見を出しておきます=監視してます
下知げち 命令のこと。
何かすることがあれば下知くだされ。みたいな?
矢銭やせん 軍用金のこと。
臨時徴発金の意味合いを感じるので、この言葉を使うのに抵抗があるかもしれない。
所領安堵しょりょうあんど 威圧的外交で仕官してくれる相手に対して、この言葉で服従を誓わせるというようなのが戦国風といえば戦国風。
しかし、なかなか使うのに勇気がいる。(笑)
軍奉行いくさぶぎょう
軍監ぐんかん
軍目付いくさめつけ
陣営内の新たな役職名としての候補。
陣営には、軍師だけでなく戦争に詳しい人が居ることがあるが、陣立てのチェックをするのが得意だという場合にこの役職がぴったりくるような気がする。
小荷駄奉行こにだぶぎょう 陣営内の新たな役職名としての候補。
陣営内で地理的、兵数的、主従的な理由で金を集める役目の国があるが、金庫番などと呼ぶより小荷駄奉行と言う方が戦国らしくないだろうか?




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