戦国動乱は、1997年5月14日にスタートした、日本の戦国時代をモティーフにした小規模MMOです。
無料で誰でも参加できます。
定員は50人。
特別なソフトは不要で、ブラウザ一つで全てを操作できます。
ただし、更に楽しみを広げるためにはIRCクライアントはあった方が良いでしょう。
(「軍議に誘われたのですが。」参照)
プレイヤーはランダムに登録された国を守り育て、他国へ侵攻し、勢力を広げて天下統一を目指します。
ゲームの結果や状況は数値と地図の色によって表現されますが、派手なCGや3D表現などもなく、ひたすら文字と数字の世界と言えます。
そのシンプルな世界が、かえって想像力を掻き立て、参加者の自由な発想によるゲーム展開を許す事になっているようです。
ゲーム自体はシンプルですが、そこで味わう人間関係は非常に濃密で複雑です。
ひとたび参加すれば、戦国武将になった気分で、駆け引きを楽しむ事ができます。
1997年、当時大学生だった ふぁすと さんによって製作、公開されました。
第一回目のゲームはテストプレイとして学内でのクローズドの形で行われたようです。
2回目からゲームの名前を「子の刻」と呼ぶようになりインターネットに公開されました。
4回目には参加者増に対応するため「午の刻」が開始、さらに12回目に「酉の刻」「卯の刻」がそれぞれ開始され、その間「デモ版」という実験ゲームを含め5つのゲームが同時進行していた時期もありました。
その後「卯の刻」は不評のため2回で終了。
「午の刻」は、2000年10月に終了。
「デモ版」も2003年10月に終了しました。
現在、稼動しているのは「子の刻」と「酉の刻」の二つとなっています。
2006年には臨時で「午の刻」が復活し、機動戦士ガンダムと幕末をそれぞれテーマとした巻が開催され、好評を博しました。
ゲームは、リアルタイムに進行していきます。
24時間常に行動が可能ですので参加時間は自由ですが、主に行動力と資金が増える更新時間前後に行動が集中することが多いようです。
1ゲームの開始から終了までの期間は、だいたい1ヶ月~1ヶ月半前後といったところです。
ゲームの流れは、様々なため、一概にこうだと言えません。
ただ、基本的な流れとしては序盤は富国強兵、中盤に勢力が形作られ、後半は勢力同士の決戦という形を想定しておけば良いと思います。